こんにちは
「朝早くから夜遅くまで働いていて運動する時間がない…」
「子育てや家事に追われて、運動どころじゃない…」
そんな方にこそおすすめしたいのが、短時間・高効率のトレーニング。
今回は、限られた時間でも効果的に運動できる「HIIT」や「クロスフィット」について、
初心者にもわかりやすく紹介します。
HIIT:高強度インターバルトレーニング
その名の通り、短時間に高強度運動と休憩を反復するトレーニングです。
- 15秒運動
- 30秒休憩
→これを数セット繰り返すだけ!
動作の種類は、体力や身体の調子に合わせて調節しましょう。
- ランニング・ジャンプ
- フィットネスバイク
- バーピー
- 踏み台昇降 など
疲労困憊で終わった後動けなくなるレベルまで追い込むことがポイントです。
短時間で心肺機能や代謝の改善が期待できるため、忙しい社会人にぴったりです。
以下、研究で証明されている効果を軽く紹介しますが、興味のない方は飛ばしてください。
研究では、2 -8 週間にわたる介入で
- 有酸素能力の向上:VO2max(持久力)向上
- 代謝機能向上:ミトコンドリア酵素の活性、グリコーゲン貯蔵量増加、筋肉緩衝能力上昇
インスリン感受性上昇、テストステロン値上昇、皮下脂肪減少 - パフォーマンス上昇:筋出力のピーク、平均値が上昇、クレアチンリン酸系の回復時間短縮
- 心血管機能改善:左質重量増加、拍出量、自律神経系調節能上昇
SIT:スプリット・インターバル・トレーニング
HIITの一種で、特に短時間で最大の効果を狙えるのがSITです。
- 10〜30 秒 運動(ほぼ全力)
- 運動した 5 倍以上の時間をかけて休む
(30 秒スプリントだったら最低でも 150 秒の休憩を入れる) - これを繰り返す( 4-5 回程度)
10分間週3回で 150分の有酸素運動と同等の効果があるという研究もあります。
また、もっと少ない2セット反復すれば十分だという報告もあります。
- 30 秒運動
- 2 分半休憩
- 30 秒運動
これだと、3分半で終わるので、時間がない時でもできますね!
タバタトレーニング
立命館大学の田畑泉教授が開発した、世界的にも有名なトレーニング方法です。
- 20秒 運動(VOmax 170%目標 ほぼ全力)
- 10秒 休憩 or 軽い運動
- 20秒 運動
- 10秒 休憩 or 軽い運動
- 20秒 運動
- 10秒 休憩 or 軽い運動
- 20秒 運動
合計時間は 約4分間になります。
アスリート向けのトレーニングになるので、
週4回、6週間継続すると無酸素・有酸素での運動能力が向上することがわかっています。
僕たちのような一般人は、週2回を目安に行えばいいでしょう。
4×4 プロトコル
こちらは比較的長めの構成ですが、心肺機能をしっかり鍛えたい人向けです。
- ウォームアップ 10分
- 4分(85-95% 最大心拍数 ほぼ全力)
- 3分のスロー運動
- 4分(85-95% MHR)
- 3分のスロー運動
- 4分(85-95% MHR)
- 3分のスロー運動
- 4分 (85-95% MHR)
- クールダウン 5分
「同じペースでギリギリ4分間動けるくらいの強度」を目安にすると効果的です。
クロスフィット
クロスフィットとはアメリカ発祥のトレーニングで、
日常生活で繰り返し行う実用的な動作をベースに、
高い強度で様々な運動要素を組み合わせて行うトレーニング方法です
特徴:
- 日常動作を基にした全身運動
- 筋トレ、有酸素、自重などをミックス
- 毎回メニューが変わるので飽きにくい
- 仲間とのコミュニティ形成が魅力

僕は、月6-8回程度通っていますが、運動だけでなく、
病院以外での人との交流やストレス発散にもなり、心身ともに健康になれます。
まとめ
「運動は時間がないとできない」と思っていませんか?
実は、短時間でもしっかりと効果が出る方法はたくさんあります。
- HIITで効率的に代謝アップ
- SITで時間を最小限に
- タバタ式で短時間集中
- クロスフィットで楽しく継続
最初は少しつらいかもしれませんが、その分効果は絶大です。
あなたの生活に合った運動習慣を、今日から取り入れてみましょう。