モノを減らしたら、自己肯定感が上がった話|医師ミニマリストの実体験

ミニマリスト
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こんにちは。

「なんだか、自分のことを好きになれない…」

と思っている方はいませんか?

その原因、実は「モノが多すぎるせい」かもしれません。
今日は、「モノを減らしたら、自己肯定感が上がった」という僕の体験についてお話しします。


■ 自己肯定感が低かったころの僕

昔の僕は、イライラすることが多く、
「なんで自分はちゃんとできないんだ」と、
いつも自分を責めていました。

やりたいこともたくさんあるのに、どれも中途半端で終わってしまい、
「自分ってダメだな…」と思う日々。

でも今振り返ると、
その「できない自分」は、モノの多さが原因だったんです。


■ モノが多い=自己否定のスイッチが多い

モノが多いと、選択肢が増えます。
服も、本も、趣味の道具も…

  • 「おしゃれに着れていない」
  • 「積読してるだけで読んでない」
  • 「あるだけで活用できてない」

そんなアイテムが視界に入るたび、
無意識のうちに「できてない自分」を感じてしまいます。

つまり、モノの多さは、
無意識の「自己否定のトリガー」になっていたんです。


■ モノを減らすと、できることが見えてくる

思い切って服を半分に減らし、本は読まないものを手放し、
趣味の道具も厳選して残るようにしました。

すると、毎日服選びに悩まななくなりました。
本棚を見ても「読まなきゃ」というプレッシャーがなくなり、
気が楽に。

残したモノに集中できるから、行動に移しやすくなり、
「できてない自分」より、「ちゃんとできてる自分」が増えていきました。

これが、少しずつ自己肯定感を取り戻すきっかけに。


■ 医学的にも証明されている「片付け」とメンタルの関係

脳科学の研究でも、
モノの多さは「注意資源(集中力)」を奪い、
ストレスホルモンであるコルチゾールを増加させることが示されています。

「注意資源を奪われる」とは、
周囲の刺激や情報過多、マルチタスクなどで集中・意識を分散され、
脳が本来の機能を十分発揮できない状況のことです。

反対に、整った環境では、
脳の前頭前野の働きを高め、行動力や判断力、自己コントロール能力がアップ。

この「自分をうまくコントロールできている感覚」こそが、自己効力感です。


自己肯定感と自己効力感の違い

  • 自己肯定感:「ありのままの自分を無条件に肯定し、「自分には価値がある」と思える感覚
  • 自己効力感:自分には、「ある目標や課題を達成できる能力がある」と信じる感覚

ミニマリズムは、この両方に働きかけてくれます。


■ ミニマリズムは、自己肯定感を回復する「環境療法」

ミニマリズムは、ただモノを減らすだけではありません。
それは、「余計な情報やストレスを手放し、自分を取り戻す行為」です。
つまり、「奪われていた注意資源を取り戻す行為」とも言えます。

今の僕は、完璧ではありません。
でも、「まあまあよくやってるじゃん」と、以前より自分に優しくなりました。

それは、部屋が整ったからではなく、
「余計なもので自分を責めなくなった」からなんです。


■ まとめ:

モノを減らすことで、自己効力感が高まり、
行動できる自分が見えるようになりました。
そして、自然と心が整い、自己肯定感も上がっていったのです。

もしかしたら、あなたが自分を好きになれないのは、
「意志が弱いから」ではなく、
「モノが多すぎるから」かもしれません。

まずは、引き出しひとつ、バッグの中身ひとつから。
自分に優しくなるためのミニマリズムを、始めてみませんか。


☑️ 今日のミニマリズムアクション
「使ってないモノ」を1つだけ、手放してみましょう。

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